はじめに
沖縄生まれ、沖縄育ち、台風が来ても1ミリも動じません。どうも、なっち(@bboy_nacchi)です。
毎年約30個の台風が発生する台風大国日本。
その中でも沖縄への接近確率は非常に高く、毎年最低3回は台風がやってくるので、沖縄人は台風が来てもほとんど動じません。
あるとした、

ぐらいでしょう。
それよりも、

と喜ぶ子どもたちのほうが多いと思われます。
しかし、幼い頃から台風に慣れ親しんでいる我々沖縄人にとっても、今年の台風の多さは異常ですw
同時に台風5個発生するとからセカイノオワリでは?w pic.twitter.com/cXkig0A9WQ
— NACCHI (@nacchi_ash) July 22, 2018
ちなみに、「慣れている=平気」ではなく、その危険性を理解し、対策をし、接近時には安全に務めることに慣れているというのが本当のところ。
そして、対策に必要なのが台風の情報です。
気象庁の台風情報を確認するのが一般的だと思いますが、上級者になると、より正確な進路予想を行うため、複数の情報源から台風情報を収集します。
中でも注目されているのが、アメリカ軍が提供している台風情報Joint Typhoon Warning Center(以下JTWC)です。
米軍の台風情報!見れないときの原因は…?
Shogunweatherのサービスが終了
実はアメリカ軍の台風情報サイトとして有名だったSHOGUNWEATHERが、今年の夏でサービス終了を迎えました。
多くの沖縄人は、このサイトを利用していたため、

と嘆きの声が上がっていました。
そんな中、新しく利用されるようになったサイトが、前述したJoint Typhoon Warning Centerというサイトです。
JTWCの使い方
1.Joint Typhoon Warning Centerにアクセスすると、画面左に現在発生中の台風の位置。画面右に各台風の詳細情報が表示されます。
2.画面右側のJTWC Tropical Warningsから各台風の進路予想が確認できます。「TC Warning Graphic」をクリックしてください。
3.画面左に進路予想図。画面右側に勢力詳細予想が表示されます。
進路予想の04/12Zは、4日の12時の予想位置を意味します。
勢力詳細では、波の高さや風邪の強さが確認できます。
- 最大の波の高さ:MAXIMUM SIGNIFICANT WAVE HEIGHT
- 風速:WINDS
- 最大瞬間風速:GUSTS
波の高さはフィート、風邪の強さはノットで表記されているので、日本で見慣れた表記に直すには、自分で計算する必要があります。
ポイント
- 1フィート = 30.48cm
- 1ノット = 0.514444km/秒
例えば、下記写真の情報ならこのようになります。
ポイント
気象庁の情報と大きくなることがある
ご覧の通り気象庁とJTWCの予想は、異なることがあります。
進路はほぼ告示しているものの、各日時の予想地点が異なり、JWTCのほうが速度が早い予想となっています。
あくまで予想なので、どちらが正しいとは言えませんが、両者を比べ予想することで、より安全な台風対策が取れることは間違いありません。
まとめ
ポイント
- 米軍の台風情報は、Joint Typhoon Warning Centerで確認できる
- 以前使われていたShogunweather.comはサービスが終了した
- 気象庁と米軍の台風予報は異なることがあるので、両者を見比べるべき
一昔前までは、台風の懸念があるのは沖縄だけと言っても過言ではありませんでした。
しかし、最近の台風は、本州へ上陸することも多く、沖縄以上に被害が発生して、台風への対策が今まで以上に重要となってきています。
十分な対策には、十分な情報が必要です。
毎年夏には、台風が来るものだと、日本中の国民一人ひとりが自覚する必要があるのではないでしょうか。
その情報収集に、今回紹介した内容が役立てられること願っています。