はじめに
お祭りで花火を見るたびに、年越しにシドニーで見た花火が恋しくてたまらなくなります。
どうも、なっち(@bboy_nacchi)です。
シドニーと聞くと、どんなものを思い浮かべますか?
一番多いのは、シドニーオリンピックでしょうか。
その次は、オペラハウスと応える人がほとんどのはず。
海外旅行が好きな方であれば、観光地で有名なダーリングハーバーを思い浮かべる人もいるかもしれません。
もちろん、これらもすごいですが、実はあるんですよ。
もっと知ってほしいものが。観てほしいものが!
それは…
花火です。
それも、ただの花火じゃなくて、ニューイヤーに打ち上げられる年越しの花火です。

By: Raj Singh
僕は、シドニーに行くまでこの年越しの花火のことを知らなかったので、
もしかしたらまだ知らない人が大勢いるかも!
と思ったので、これからワーホリでシドニーに行く予定の方、
今後シドニーへの旅行を考えている人のために、
シドニーの年越し花火について紹介します。
シドニーの年越し花火がキレイ過ぎるので死ぬまでに一度は行って来い!
実際に、どれくらいキレイなのか映像を見たほうがわかりやすいので、
まずはこちらの動画を御覧ください。
どうですか?めちゃくちゃキレイですよね?
生で見たくなってきませんか?
ノーカットの動画もあったりしますが、
それを観せてしまっては生で見た時の感動が薄れてしまうので割愛します。
年越し花火の概要

By: Nigel Howe
シドニーの年越し花火は、Sydney New Year's Eve Fireworksと呼ばれています。
うん、そのまんまですね。
1996年に始まったこの年越し花火は、今年で20週年を迎え、
この花火を見るために、オーストラリア全土だけでなく、
世界中からシドニーに人が集まるほど有名で、人気のある年に一度の一大イベントとなっています。
年越し花火が上がる場所
- シドニーハーバー(サーキュラー・キー駅)
- ダーリングハーバー
年越し花火があがるのは、なんと2箇所もあります!
1つは、サーキュラー・キー駅を降りたらすぐ見えるシドニーハーバー。
正確には、ハーバーブリッジとオペラハウスの周りから花火があがります。

By: 一元 马
もう一つは、観光地で有名なダーリングハーバー。
ポイント
年越し花火が上がる時間
- 午後9時
- 午前0時(年明け)
僕が、年越し花火と言っているので、年明けの午前0時に花火があがると思われているかもしれませんが、
この日花火は午後9時と午前0時の2回上がります。
しかも、ダーリングハーバーとシドニーハーバーの二箇所で!
(ただし、大々的なのはシドニーハーバーの花火です)
午後9時の花火は、「Family Fireworks」と呼ばれており、小さな子供でも観られる用に、家族向けに打ち上げられる花火です。
メインの年越し花火の前座のような花火の打ち上げで、メインのものより少し控えめな花火ですが、見応えは十分にあります。
午前0時の花火はこの日のメインイベント。
シドニーの象徴であるハーバーブリッジとオペラハウスの周りから、凄まじ数の花火があがります。
午後11時59分50秒から、会場にいる全員でカウントダウンをはじめ、年が明けた瞬間に空に広がる花火はまるで宝石のよう。
花火観覧のおすすめ場所
花火が上がる場所が2箇所もあって、どっちも同じ時間にあがるんならどっちを見ればいいんだ…
と悩む方もいるかもしれません。
と考えつくのが普通ですが、そんなあなたに一言。
不可能ではないのですが、シドニー中が多くの人でごった返すので現実的ではありません。
メインのシドニーハーバーであがる年明けの花火は人気が高く、
前日から場所取りをしている人もいるので、
後から会場に向かっても絶好のポジションを確保するのは難しく、
最悪の場合、花火が見れずに人だけ見て買える可能性も…(;・∀・)
なので、ベスポジで花火を見たいなら、事前に観覧場所を決めて場所取りをする覚悟で望みましょう!
無料で花火が見れるおすすめの場所
Blues Point(ブルースポイント)

By: Andrew Fysh
シドニーCBDの北に位置するBlues Pointは、無料で花火が閲覧できる一番人気の場所です。
花火はハーバーブリッジとオペラハウス周辺で打ち上げられます。
Blues Pointは、そのハーバーブリッジとオペラハウスを一望できる場所なので、
まさにこの年越し花火を見るための場所と言っても過言ではありません。
ただし、前日からテントを用意して場所取りをしている人もいるほど人気の場所なので、
大晦日の朝には場所がうまり、入場規制されることも…
人混みと、そこで1日野宿する覚悟を持って望めば、間違いなくその時一番の絶景スポットになるでしょう。
オペラハウス

By: Navin Sigamany
ハーバーブリッジをメインで見たいならココ!
言わずと知れたオペラハウス!の直ぐ側です。
ココも大人気のスポットで、オペラハウスの周りが全て人で埋まってしまうほど混雑します。
一番の難点は、近すぎてオペラハウスと花火のコラボレーションが見えないことです…(;・∀・)
オペラハウスと花火を一緒に見たい人は、下記で紹介しているサーキュラー・キー・ウエストに行きましょう。
Circular Quay West(サーキュラー・キー・ウエスト)

シドニーと言えばオペラハウス!と思っているオペラハウス大好き人間ならココ!
サーキュラー・キー駅からちょっとだけ北に歩いた場所にあるポイントです。
左側に至近距離でハーバーブリッジが見え、右を見ればオペラハウス。
二つを一望できないものの、花火により近いポイントで観られるので臨場感が半端ないこと間違いなし!
ここも混雑するので、ベスポジを取りたいならお昼には場所取りに行くことをおすすめします。
milsons Point(ミルソンズポイント)

By: Tim Archer
ハーバーブリッジを北に渡ってすぐにあるのがミルソンズポイント。
ハーバーブリッジとオペラハウスが一望できるにも関わらず、
他の場所より比較的人が少ないので、個人的に一番おすすめのポイントです。
ハーバーブリッジの周辺が花火観覧ポイントとして開放されているので、
橋の東側と西側のどちらにでも陣取れます。
よりおすすめなのは、オペラハウスとハーバーブリッジが一望できる橋の西側。
ベスポジは早い時間帯に取られてしまうのでできるだけ早く場所取りに行きましょう。
ただし、僕がおすすめするのは別の理由。
- 混雑はできるだけ避けたい
- 前日、または昼から場所取りをするのは辛い
- とりあえず花火が観られればいい
そんな人におすすめなんです。
なぜならこのポイントは、夜9時以降に訪れてもまだまだスペースがあるからです。
入り口に長蛇の列ができているの(持ち物チェックなどのため)で入場までに少し時間がかかりますが、
入場してしまえば、長蛇の列がウソのように思えるほどのスペースがあります。
ベスポジは残念ながら確保できませんが、人混みが苦手で、何かを待つのが苦手な人なら、
間違いなくここをおすすめします。
有料で花火が見れるおすすめの場所
無料で観られるのにわざわざお金を払いたくないという人もいるかもしれませんが、
有料で花火を閲覧する場所にはそれなりのメリットがあります。
例えば、椅子やテーブルが確保されていたり、
スペシャルディナーやウェルカムドリンクのサービスがあったりします。
また、無料の場所とは完全に仕切られているため、極端に混むこともありませんし、
トイレに長時間並ぶような心配もありません。
場所取りが必要ないのもメリットの一つですね♪
サーキュラー・キーのレストラン

By: Stephen Kelly
観光地であるサーキュラー・キーには様々なBarやレストランがあり、
New Year's Eveのために毎年独自のイベントを行っています。
場所や年によって内容が異なるので、詳しくはイベント情報が更新されたら紹介します。
フォート・デニソン(離れ小島)

By: Robert Cutts
シドニーハーバーにあって、オペラハウスとハーバーブリッジに最も近い小さな島にあるフォートデニソン。
離れ小島でディナーというだけでオシャレなのに、
さらに年越し花火が見れる絶景のポイントなんて素敵すぎです。
小さな島なので、入場できる人数も少なく、花火を優雅に楽しめること間違いなし!
ただし、あまりに人気スポットのため、
この記事を書いている2016年9月(3ヶ月前)の時点で、チケットが全て売り切れてしまっています。
フォートデニソンで花火が見たいなら数カ月前から予約が必須ですね。詳しくはHPをご覧ください。
New Year's Eve Dinner Gala at Fort Denison
クルージング船

By: Roderick Eime
港町のシドニーでは、多くのクルージングレストランが、ダーリングハーバーとサーキュラー・キーを行き来しています。
多少お値段は張りますが、船の上でディナーを食べながら花火を見るなんてロマンチック過ぎる♪
花火が始まるまではシドニーハーバーを回遊していますが、花火が始まる前には、
多くの船がハーバーブリッジとオペラハウスの間に停泊するので、ゆっくり花火を観覧できます。
年越しをシドニーで迎える際の注意点
ディナー付きのレストランなどはすぐに埋まってしまうので早めの予約が必要
前述していますが、人気の場所はすぐに埋まってしまいます。
3ヶ月前に埋まってしまうほど人気の場所もあるので、
絶景+豪華なディナーなどを楽しみたい場合は、事前の予約が必須です。
常にNew Year's Eveの情報に目を凝らし、募集が始まったらすぐに予約するようにしましょう。
シドニー市内のホテルはすぐに埋まってしまうので数ヶ月前から予約必須!
一番注意して欲しいのが宿泊場所の確保です。
年越しのために世界中から人が訪れるので、年末年始のシドニーのホテルはほぼ空きがありません。
そして、人気があるということは値段も高騰するということです。
年末年始にシドニーに行く予定があるなら、3,4ヶ月前にはホテルの予約をとっておきましょう。
1ヶ月前だと市内のホテルは絶対というほど予約がとれません。
または、友人の家に止めてもらえるように事前に交渉しましょう。
ちなみに、僕がおすすめするホテルはYHAです。
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無料で見える特等席は早めに埋まるので昼間から場所取りが必要
これも前述していますが、多くの人はできるだけいい場所で花火を観ようと場所取りに必死です。
人気のポイントでは、前日からテントを張って場所取りをする人がいるほど。
一人での場所取りは辛いですが、友達数人と場所取りをすれば、ゲームや会話を楽しみながらできるので、
少し眺めのピクニックと思えば待ち時間も楽しく過ごせるでしょう。
昼は暑く、夜は肌寒い
南半球にあるオーストラリアは、大晦日は夏まっただ中!
と思っている人は要注意!
オーストラリアの昼夜の寒暖差は日本で生活していると想像できません。
日中の気温が38℃なのに、夜になると18℃になるということも…
なんと昼夜の気温差20℃!
しかも、水辺で長時間待つことになるので、
夜になると風も吹き、かなり冷え込むことも…
そのため、ウィンドブレーカーなどの防寒具は忘れずに持って行きましょう。
めちゃくちゃ混雑する
花火会場が混雑することはもちろんのこと、この日シドニー中のBarやクラブでイベントが行われます。
花火の前後でお酒を飲む人が多いため、街中に人があふれるので人にもみくちゃにされることは覚悟しておきましょう。
ただし、一つ朗報があります。
東京湾大華火祭よりは、混雑しません♪
アルコールの持ち込みは禁止
オーストラリアでは、屋外でのアルコールは法律で禁止されています。
様々なトラブルを避けるため、多くの警察官が警備や見回りを行っているので、
見つかった場合は、強制退場させられる可能性もあるので注意しましょう。
年越し花火を見る際に持って行きたいもの
飲み物
お昼から場所取りをする場合、かなりの猛暑になる可能性もあります。
熱中症の恐れもあるので、塩分が補給できる飲み物を持参しましょう。
ただし、場所によっては飲食物の持ち込みを禁止しているところもあるので、
事前に持ち込みができるか確認しましょう。
タオル
長時間の場所取りで汗を書くことはさけられません。
ちょっとした雨をしのぐこともできるのでタオルは必須。
傘or日傘
日中は猛暑が予想され、雨の可能性もあります。
万が一の為に傘や日傘を用意しましょう。
風を遮ることもできるので、防寒にもなります。
レジャーシート
基本的に無料の観覧場所は、芝生やコンクリートに座ることになります。
場所の確保もし易いのでレジャーシートは忘れないようにしましょう。
防寒具
前述したとおり、夜はかなり冷え込むこともあります。
2回花火を観ようと思った場合、最低でも3時間半は外で待機することになるので、
その際中に寒さに凍えると体調を崩す可能性もあります。
そのため、風や雨をしのげるウィンドブレーカーのような薄くて軽い防寒具を用意しましょう。
カメラ
一番はキレイな花火をその眼に焼き付けることですが、
日本に帰国してから思い出にふけたい時には、写真が必須ですよね。
花火だけでなく、待ち時間に友達をワイワイしている写真も取れるので、
思い出に残したいならカメラを持って行きましょう!
まとめ
- シドニーの年越し花火はめちゃくちゃキレイ
- ベスポジで花火を見たいなら前日から場所取りを!
- お金を払えばディナーと絶景を独り占め
- ホテルはすぐに埋まるので、3ヶ月前には予約必須!
めちゃくちゃ混雑するし、ホテルは取りづらいし、
多くの人が訪れるので、航空券代もホテル代も高騰するので、
いろいろな困難はありますが、それを凌駕するほどの美しさが味わえるのがシドニーの年越し花火です。
後悔することは決して無いでしょう。
花火を見ながらプロポーズしたり、ハネムーンで行ったりすれば、一生の思い出になること間違いなし!
なので僕はこのことを声を大にして言いたい。
と、ここまでべた褒めしていた年越し花火ですが、
らしいですww
どうやらシドニーに長く住んでいる人は、混雑することがわかっているので、
一番落ち着いて見れる自宅のテレビで花火を見るみたいです。
とは言え、モニターを通しての映像はYoutubeなどでもいつでも見れるので、
多少苦労してでも生でニューイヤーに対する人々の喜びを臨場感を持って体験することを僕はおすすめします♪