オーストラリア ワーキングホリデー

オーストラリアのファームで働きたい人へ。バンダバーグには絶対行くな!

はじめに

追記:
内容を一部修正しました。
これは一例なので全てのファームがそうとは限りません。

マイナスの部分を取り上げたため、
一部の方には不快な思いをさせてしまうかもしれません。
そんなことないよ!
この記事は嘘っぱち!

バンダバーグでこんないい経験をしたよ!
などのコメントも大歓迎です。

今後この記事を見る方への参考にもなると思いますので、
ご意見があればコメントお待ちしております。

また、ファームについて情報を探している方のアクセスが多いようなので、
その方々のためにファームについての情報を発信しているブログをまとめた記事を作成しました。
ぜひそちらも合わせて御覧くださ。

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オーストラリアへのワーホリを検討中。

ワーホリ中で、セカンドビザ取得のためにファームの仕事を探している。

または、ちょうど今ファームで働いている。

そんな方がこの記事をご覧になっていると思います。

 

そんな方々にこれだけは言っておきます・・・

 

バンダバーグには絶対行くな!!!

 

たった2週間ですが、

実際に私がバンダバーグで働いたときの経験や

友人から聞いた話を紹介します。

少々長い文章になりますが、

ファームで働く予定がある方は

ぜひ最後まで目を通してみてください。

バンダバーグに行く人に気をつけて欲しい4つのコト

自分が働いている、

またはこれから働こうとしているファームが

これに該当しないか確認してみてください。

その1:違法ファームが少なくない

低い給料での重労働、
(ファームは基本的に重労働ですが・・・)

説明不足により、

マネージャーとの契約状況がはっきりしない。

その2:セカンドビザをエサにいいように扱われる

ワーホリワーカーがファームで働く目的のほとんどは、

セカンドビザを取得するためだと思います。

それをいいことに、

最低賃金以下の違法な給料で労働者をやとい、

奴隷のように扱うファーマーが少なく有りません。

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その3:給料の支払いが遅れることがある

過酷な環境で汗を流してやっと稼いだお金。

その支払いが遅れる事がワリと当たり前のようにあります。

 その4:そもそも稼げない可能性もある

ファームで働けば大金が稼げるって聞いた!

たくさん貯金してあとはラウンドを楽しむぞ!

と意気込んでいる方も多いはず。

でも世の中そんなに甘くありません。

大金を稼ぐどころか、

マイナスになることだってあるんです。

ただ単に稼ぐというのであれば、シティージョブをしたほうが安全で確実に稼げます。

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去った5月4日に、

オーストラリア国内で一つのドキュメンタリー番組が放映されました。

 

その番組内で、

ワーホリワーカーに対するファーマのひどい仕打ちが明るみになり、

オーストラリア国内で反響をもたらしています。

 

Slaving away: The dirty secrets behind Australia's fresh food

リンク先で、

その番組の全内容が閲覧できます。

一度ご覧になってみてください。

 

番組に登場する数名のマネージャーとファーマーを私は知っています。

なぜなら、バンダバーグで彼らの下で働いていたからです。笑

 

個人のことを書く事はあまりよろしくないと思いますが、

更なる被害者をださないためにも今回は書かせていただきます。

 

まずはこの人。

マネージャーのBaba。トルコ人。
(見た目はジジですが、名前はババなのでよく間違えます。笑)

vlcsnap-2015-05-05-19h55m37s220

あまりしゃべらないし、怒らない。

1日に何本もエナジードリンクを飲んでいるじいさん。
(そんなに飲んで大丈夫なの?っていうほど。笑)

マネージャーと言っても、

基本的な仕事は下で紹介するPeterに任せています。

そのため彼は、

家賃の徴収と新しい労働者のお迎えを担当しています。

口癖は、

「How long have you worked here ?」

「How long have you stayed here ?」

などと、

どれくらいの期間働いて、

どれくらい滞在しているかをよく聞いてきます。

つまり、

労働者の管理があまく、

部下のことをあまり把握していません。

名前すら覚えていない事もよくあります。笑

 

また番組中では、

「Don't bring any more European people here, OK?」

とも言っています。

これは、

ヨーロピアンが十分に足りているから必要ないという意味ではなく、

ヨーロピアンは不平不満を言ってくるから、

文句のあまり言わないアジア人(とくに日本人)を雇おう

と言う意味が込められていると思われます。

 

実際に私が彼の下で働いていた時は、

日本人:8名

イタリア人:8名くらい

イギリス人:2名

トンガ人:2名

韓国人:3名

と一緒に働いていました。

イタリア人が多かった理由は、

たぶんサブリーダーがイタリア人だったからです。

 

続いてこの人。

もう1人のマネージャーPeter。韓国人。

vlcsnap-2015-05-05-19h52m40s202

ちょっとぽっちゃり。

どこで覚えたか知らないが、

胡散臭い日本語をほんの少し話します。笑

そして英語がそんなに上手ではありません。

僕の英語も酷いので人の事は言えませんが、

マネージャーなのに英語が微妙です。
(一体どうやって部下をまとめているのか・・・)

 

そしてこの人も名前を覚えてくれません。

ミーティング用のホワイトボードに、

ZIAP Boy(僕のこと)と書かれていたこともありました。

おそらくJAP Boyと書きたかったのかと。笑

 

でも一番の問題は、

言った事が変わらなかった事がありません。

それを指摘すると、

そんなことは言った覚えが無いとシラをきります。

 

例えば、

家賃はWifi込みで130ドルと聞かされていましたが、

実際に行ってみるとWifi環境は整っていませんでした。

それについて催促すると、

明日必ずやるからと言って話を終わせ、

翌日には何もやっていないというやり取りが何度もありました。

また、

毎日のファームへの送迎費は2ドルと言われていましたが、

事前の説明も無く急に5ドルへ値上げされたこともありました。

 

仕事に関して

そんな2人のマネージャーでしたが、

彼らはファームを経営しているわけではなく、

ファームとやり取りをして労働者を斡旋する

仲介業者のような仕事をしていました。

 

例えば、

今日はこのファームでトマトのピッキング。

翌日は別のファームでスイートポテトのプランティング

といった感じです。

 

彼らがファーマーと交渉して翌日の仕事を決めるため、

前日の夜まで翌日の仕事が何なのかわかりませんでした。

そんな中派遣されたスイートポテトファームが、

番組にも登場していた問題のファームです。

vlcsnap-2015-05-05-19h51m34s229

この写真に写っている2人は、

ファーム経営者の下で働いている従業員です。

満面の笑顔の彼らですが、

仕事中は鬼のような形相で、

あなたも知っているあの言葉を労働者へ浴びせます。

 

そう、

彼らの口癖は・・・

 

F**K!!!

 

どれだけすごいのかと言うと、

初めて彼らのファームに行った時は豪雨だったのですが、

到着してまず最初に言われたのが、

「何で雨の日なのに初心者を連れてきたんだ?F**K!!!」

作業中にも容赦なくその言葉を浴びせ続け、

酷いときで1時間に100回以上はF**Kと連呼していました。笑

 

僕は、毎日の仕事でイライラしているんだろうな〜と受け流していたので、

そんなに気になりませんでしたが、

女の子にも容赦なく言っていたので、

女の子にとってはとても辛かっただろうなと思います。

 

給料に関して・・・

給料は時給制か歩合制ですが、

ほとんどの場合は歩合制です。

時給制であっても、

最低賃金以下の違法な賃金で働かされる事もあります。

と言っても、

労働者の経験ややる気次第なので一概には言えませんが、

歩合制よりは稼ぎやすいと言って間違いありません。

 

トマトピッキングの場合、

1バケツ:4ドルの約4時間労働。

遅い人で5バケツ、早い人で12バケツ。

つまり、4時間で20ドル〜48ドルの稼ぎになります。

 

想像していたより厳しいと思いませんか?

でもこれはまだいい方なんです!

 

僕は、これとは別でワイヤリングという作業もやっていました。

ワイヤリングとは、

トマトの茎が横ではなく空に向かって延びるように、

支柱にワイヤーを括り付ける作業のことです。

 

この記事のトップにも載せているコレが、

実際のファームの写真です。

S__7045124

ここに写っている木の棒(スティック)にワイヤーをつけるのですが、

気になるその給料は、

 

なんと・・・

 

1ステイク:10セント!!!

 

ただ、

1人でできる作業では無いので、

2人1組で作業します。

 

つ・ま・り!

 

1ステイク:5セント!!!

 

チロルチョコの1つも買えない額です。笑

この作業を4時間くらいやり続けるわけですが、

どんなに頑張っても1日の稼ぎは15ドル〜20ドル。

そこから送迎費の5ドルが引かれるので、

1日の稼ぎは10ドル〜15ドル・・・

 

わかりましたか?

最低賃金以下であろうが時給制の方がぜんぜんマシなんです!!

 

そして、それに付け加え新たな問題。

番組でも指摘されていましたが、

汗水たらして稼いだ給料の支払いが遅れる事がしばしばあるんです!

 

家賃は払わないといけないのに、

給料が支払われない。

貰ったとしても家賃と食費でマイナスになるという

最悪の状況になることだってあるんです。

 

ファームは簡単に稼げる!

とは思わないほうがいいと思います。

 

また、

日豪プレスを初めとする日本語のサイトで見つけた求人だからといって、

安心しないでください。

そういう求人の中には、

ファーマーやマネージャーが現地で働いている日本人に頼んで求人を出している事があります。

求人を出している日本人が、

現状を把握していない場合もありますので注意が必要です。

 

ちなみに、

一緒に働いていたイタリア人はGumtreeで求人を見つけて来たそうです。

大手のサイトでもこのような状況なので、

一番安心できるのはやはり友達の紹介でしょう。

追記:5/12

過去にバンダバーグで働いていた友人から情報を貰ったので追記。

彼の場合は、収穫物が少ないレーンに日本人を配置したり、

仕事が遅かったら即日クビという状況だったそうです。

僕が経験したとこより酷い気が・・・

最後に

以前にセカンドビザを取得した先人の方々は、

このような環境下を耐え抜いた精鋭達です。

 

あなたも彼らのように忍耐強く働きたいですか?

耐える事も大事ですが、

現状を客観的に判断して引き下がることも必要だと思います。

 

今回紹介したのは、

あくまで僕が経験した一例ですし、

稼ぎ辛いシーズンだったのかもしれません。

そのため、

バンダバーグの全てのファームが稼げないとは言えませんが、

番組で取り上げられたような問題があることも忘れないでください。

 

この経験を踏まえたうえで、

ファームで働く上でも英語力は重要だなと実感しました。

こんな記事も書いたので一度目を通してみてください。

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また、バンダバーグ以外にガトンやミルデューラという場所でも

酷い経験をしたという話を聞いた事があるので十分に注意してください。

grape picking at Mildura in VIC

ミルデューラ|まさはるのブログ

つて旅 in オーストラリア ガトン(ファーム)

 

一方で、

彼らのようにファームで大金を稼いだという例も有ります。

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少しでも悪い経験をする人が減り、

ワーホリの資金稼ぎができる人が増える事を願っています♪

 

ちなみに、僕はこのファームから早々に切り上げたことで無事にセカンドビザを取得しました。

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